完璧な親はいない

私の事

表題について書きます。

私はアダルトチルドレンでした。アダルトチルドレンという事実に気づいたのが、40歳頃。初めて聞いた名称でしたが、その概要を読んですぐに私は該当すると気づきました。

依頼、ずっと苦しい過去を引きずって生きてきました。

自分がアダルトチルドレンと気づいてからは、親を心の中で随分罵りました。

親とは今も同居しておりますが、あまり仲は良くありません。

もともと父親からの精神的モラハラに10代は晒されました。その時期はとても心がすさんでいた記憶があります。

30代からは母親を憎しむようになりました。どうしてだか、優しい母親が憎く感じるようになったのです。

最近その母親こそが世間でいうところの「毒親」であると判明しました。

判明したからといって、私の過去が変わるわけではありませんが、色々な書物を読み漁り、ブログを読み、心療内科に通い、カウンセリングを受けるうちに、私は私の人生を受け入れ、戦っていく覚悟を静かに決意する中で、両親に対する見方も少しずつですが、変わってきました。

それは、両親ですら人間であって、神ではない。それは、どうしようもないことだったのだと、受け入れることでした。

許す、許さないという話ではなく、受け入れ、自分を浄化させるのに近い感覚です。

私は私を救うことが出来るんだ、そういう感覚を手に入れた時、私の過去との決別が出来ました。

親は完璧ではない。一人の人間なんだと。

受け入れることが出来ました。

おそらく40も後半になって、物事がより深く理解出来るようになってきたのと無関係ではないと思います。

その心境に至るまで、様々な葛藤がありました。

正直今でも、親への怒りはふとした瞬間に出てきます。

しかし、両親と距離を置くと、不思議と心が癒されていく感覚を取り戻したのです。

私は私を治癒出来る。

己の自己治癒能力に驚きながらも、私は前へ進む力を手に入れました。

これからは、親のせいにせず、言い訳せず、自分の人生をより良く生きていきたいと考えています。

もっともっとこの自己治癒能力がみんな備わっている、そのことを伝えていけたらいいと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

次の記事でまた会いましょう。

2024.7.14

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